2024年11月19日に、2024年度Dream会員交流会をオンライン開催しました。当日は約30名の会員の皆様にご参加いただきました。
今年度の基調講演は、株式会社AVILEN 代表取締役 高橋 光太郎 様をお招きしました。

開会挨拶

はじめに理事長の山下より開会挨拶をいたしました。
「データマーケター育成への取り組みも7年目を迎え、企業と連携した実践的な教育が提供され、年2回開催しているDream成果発表会のレベルも向上している。AIとビッグデータの活用、教育への影響について、本日の講演が皆様にとって有意義な学びの機会になることを期待する」と述べました。

Dream理事長 山下より開会挨拶

 

基調講演
「生成AIで社会はどう変わるか:教育、仕事、未来について考える」

基調講演は株式会社AVILEN 代表取締役/データサイエンティスト 高橋 光太郎 様をお招きし、「生成AIで社会はどう変わるか:教育、仕事、未来について考える」と題して、ご講演いただきました。
ChatGPTを始めとする生成AIが急速に発展する中、私達の働き方や学び方も大きく変化しています。本講演では、最新の生成AIアプリケーションを実際に操作しながら、AIが私たちの環境をどのように変革しているかをお話しいただきました。
また学校業務を例に、高橋様から参加された学校関係者へ質問を投げかけ、チャットで回答する場面もございました。教育現場の“生の声”を聞くことができ、LIVE形式ならではの活発な交流が行われました。
生成AI活用による社会の変化が教育、職場、そして私たちの未来にどのような影響を与えるか、そしてどのように適応し、成長していくべきかのヒントとなる情報をご提供いただき、共に考える機会となりました。

株式会社AVILEN 代表取締役/データサイエンティスト 高橋 光太郎 様

 

企業事例発表①
「Tableauで実現するすべての人のためのデータ教育」

企業事例発表の1社目は株式会社セールスフォース・ジャパン様。
Tableauは視覚的にデータを分析できるBIツールで、誰もがデータを理解できるよう支援することを理念に開発されています。アカデミックプログラムを通じて教育機関にも授業などの教育利用目的に限り、学生や教員向けに製品およびデータリテラシーやAIを学べる無償の教材を提供しています。この教材提供により、一人でも多くの人がデータスキルを身につける支援を行っています。今回はTableauのご紹介と、活用事例についてマーケティング統括本部 カスタマーサクセス マーケティングマネージャー 甲斐 恵梨佳 様よりお話しいただきました。

株式会社セールスフォース・ジャパン マーケティングマネージャー 甲斐 恵梨佳様

 

企業事例発表②
ビッグデータと生成AIの活用と課題」

2社目はエーバイスリーセキュアシステム株式会社様。
元セキュリティエンジニアでもある同社 代表取締役 持田 源之 様より、自社におけるサイバーセキュリティ、IT自動化、データ分析、AI活用の取り組みについてご説明いただきました。特に日本企業のAI活用が遅れている現状を指摘し、その主な要因としてビッグデータへの対応の遅れを挙げていました。ビッグデータには様々な種類があり、それらを適切に管理・分析することが重要であると述べました。
また最新のAI活用事例として、それぞれのAIモデルの特徴や得意分野の違いを示していただきました。

エーバイスリーセキュアシステム株式会社 代表取締役 持田 源之様

 

意見交換

基調講演、そして企業事例発表を受け、Dream会員の皆様と参加企業様との意見交換を行いました。
ファシリテーターはDream理事兼事務局長の米澤が担当しました。

閉会挨拶

専務理事 米倉より閉会のご挨拶をいたしました。
今後の活動における3つのポイントを挙げ、以下のように述べました。

「Dreamは現在、3つの重要な取り組みを推進しております。第一は、商業高校と専門学校の地域連携を支援して学生のバリューチェーンを高校までつなげる。第二は、データ活用によって導かれた学生のアイデアを企業のビジネス現場で活用して効果を検証する実践的な産学連携。第三は、企業が求める人材像にフィットしたデータ教育を追求して一人ひとりのキャリア育成を促進することです。
これらの取り組みを通じて、学生には貴重な経験と思い出を、企業には必要な人材を、そして学校には実践的な教育機会を提供することで、三者それぞれに価値のある成果を生み出すことを目指してまいります。」

Dream専務理事 米倉より閉会挨拶

 

最後に登壇者とカメラオンでご参加いただきました皆様と一緒に記念撮影を行いました。

 

Dreamは、今後も企業と学校の会員との情報交換の場をつくり、データマーケターの育成と地域活性化に貢献する取組みを行って参ります。