2022年11月11日に、2022年度Dream会員交流会を対面+オンラインのハイブリッド形式で開催しました。会場とZoomで40名以上と多数の会員様にご参加いただきました。
今年度は、一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会 代表理事 事務局長の新津研一様をお招きし、「訪日観光 PR・誘客におけるデータマーケティングの今・未来」と題して基調講演をいただきました。

山下理事長より開会挨拶

 

一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会 代表理事 事務局長 新津 研一様

 

 

基調講演では地域に外国人観光客を呼び込むため、外国人観光客に響くブランディング・マーケティング戦略立案に向けた様々なデータの活用と全国の成功事例について講演いただきました。観光におけるデータマーケティングの現在と今後について、日本のインバウンド市場を育ててこられた新津様のお話は、参加者の皆様にとっても、多くの気づきを得られたことと思います。

続いて、観光関連企業に事例発表をしていただきました。
1番目は株式会社True Data 執行役員 越尾様より、これからの観光DXにおける複合的なデジタル技術の活用と、ターゲットとなる顧客像と提供価値に合わせた観光サービスの変革の必要性についてお話いただきました。
また、現在Dreamとして協力して取り組んでいる専門学校岡山情報ビジネス学院と岡山県の企業との取り組み「産学連携による観光客向け売り場施策」についてもご紹介いただきました。
同校の鳴坂先生にもご登壇いただき、学生達がプランニングにおいて工夫していた点や、先生が授業を実施する上でのポイント、また実証実験の実施に向けた動きについてお話いただきました。
実践型データマーケティング教育のアップデートとして、ご参加いただいたアカデミック会員様には大変参考にしていただけるお話でした。

株式会社True data 執行役員 越尾様

 

専門学校岡山情報ビジネス学院 鳴坂先生

 

続いて、賛助会員であるセキ株式会社 企画部 次長 泉様より、交通機関の地域事業者様の事例をお話しいただきました。コロナ禍による売上減に伴う、新規・潜在顧客へのプロモーションを見直すための、効果検証ができる仕組みづくり、そしてデータ分析を基にした顧客理解へのアプローチについて講演いただきました。

セキ株式会社 企画部 次長 泉様

 

3番目は株式会社oldie-village 代表取締役 古村様より、観光に関わる地域企業の実態と、データ活用の課題についてお話しいただきました。これまでの補助金頼みの観光事業運営からマーケティングに沿った観光戦略へのシフトと、様々なデータ活用は地域のアイデンティティを確立する一翼を担っていることがよくわかりました。

株式会社oldie-village 代表取締役 古村様

 

最後に、Dreamの今年度の事業報告を行いました。

Dreamより事業報告

 

会場参加の皆様とDream伊藤理事

 

米倉専務理事より閉会挨拶

 

顧客の獲得や継続利用、サービス向上など様々な目的にデータマーケティングが活用されており、地域産業活性化を担うデータマーケティング人材育成ニーズの高まりを実感できる交流会となりました。

Dreamでは産学連携のもとに、地方で即戦力となるデータマーケティング人材育成に向け、今後とも活動してまいります。

最後は参加者全員で「沖永良部島ポーズ」で記念撮影