2024年9月25日に「2024年度Dream経営者懇談会」をオンライン開催いたしました。
今回の経営者懇談会では、2社のビッグデータマーケティングの取り組み内容についてお話を伺い、その後参加企業およびDream会員の経営層の皆様と意見交換を行いました。
開会挨拶
はじめに理事長の山下より開会挨拶をいたしました。
専門学校をはじめとする教育機関との連携強化と、データマーケター養成講座を企業のニーズに合わせ、より実践的かつ実効性のある教育活動を行うことをお話しいたしました。
そして新たに理事に就任した学校法人郷学舎 理事長 新井公一氏より会員の皆様へご挨拶をいたしました。
企業講演①「商業高校・専門学校連携 フードグランプリ(仮称)の開催企画について」
1社目は伊藤忠食品株式会社様。
現在、伊藤忠食品が主催する「商業高校フードグランプリ」という高校生が開発した商品(食品)のコンテストがございます。全国の高校生が地域の特産品を使用した商品を開発し、小売業・食品飲料メーカー・卸売業など企業の目線から開発商品の評価をするコンテストです。このイベントの次のステージとしてDream が参画し、データマーケティングの視点を加え、また地域の高校生と専門学校生の連携によるコンテストに発展させることを計画しています。コンテストの概要について、同社の経営企画部 部長代行 稲玉 淳様にお話しいただきました。
Dream活動報告「商業高校教員向けデータマーケティング講義実施報告」
専務理事の米倉より、2024年7月30日に開催された「令和6年度商業教育講習会」にて商業高校の教員の皆様に向けてデータマーケティング講義を実施したことをご報告いたしました。
これまでのDreamの活動が順調に進み、土台ができて参りましたので、次は商業高校をはじめとする高校との連携も本格化したいと考えています。
次年度にはフードグランプリ連携に向けたワーキンググループの設定も計画しています。
「令和6年度商業教育講習会」開催報告はこちら
企業講演②「産学連携による企業向けセミナー展開について」
2社目はDream賛助会員である第一生命保険株式会社様。
同社では地域創生・地域貢献について各自治体とのコラボ協定や各団体と協力し、地域のお客様のために活動されています。今後DX化の流れのなかで、ビッグデータに関わる教育や人材育成についても重要視されており、産学連携を含めた取り組みについて同社の首都圏法人営業第三部 第一プロジェクト 部長 塩谷 範正 様よりお話しいただきました。
参加者による意見交換および質疑応答
2社の講演を受け、Dream会員の皆様と参加企業様との意見交換および質疑応答を行いました。
フードグランプリに出場されている高校生の準備期間や応募者確保に向けた企業側の動きなどにご質問をいただきました。
また「地方でデータマーケティングを学んでも評価される場面が少ない」というお声もいただき、Dream賛助会員および関連企業などの取引先は全国に及ぶため、「まだまだデータを分析するなど扱える人材は足りていない。地方企業との連携だけでなく、データマーケティングを学ぶ学生を評価していただける機会や就職につなげたい」というご意見やご感想などがありました。
閉会挨拶
専務理事 米倉より閉会のご挨拶をいたしました。
米倉は「データやテクノロジーは道具であり、データを活用できる人材を育成する教育機関の重要性が増している」と話し、今後の活動における3つのポイントを挙げました。
①高校との連携強化
②企業との連携強化
③留学生を含めた活動スキーム作り
「産学連携の取り組みにより、企業は学生のアイデアをビジネスに活かすことができ、学生に対してはビジネスでの実践学習を通じて成長の機会を提供することが可能です。また、学生に自社の商品・サービスだけではなく、業務内容やキャリアについても理解を深めてもらうことで、企業の採用支援にもつなげていきたい」と語りました。
Dreamは、今後も企業と学校の会員との情報交換の場をつくり、データマーケターの育成と地域活性化に貢献する取組みを行ってまいります。