明けましておめでとうございます。

旧年中、皆様には、当協会の活動に多大のご支援・ご協力を賜り、誠にありがとうございました。

 

当協会の活動も、本年4月には5年度目に入ります。私どもの使命である「データマーケター育成」活動の柱となります、全国の専門学校における「データマーケター養成講座」の提供に関しましては、昨20年度は、15校で500名以上の学生が受講され、今21年度は20校で、600名以上の学生が授業を受けておられます。各校におけるアンケート結果や、当協会のWebサイトに紹介されております受講者の感想を拝見しましても、「データを使って根拠の出し方が学べる点が魅力」などと、総じて高い評価をいただいており、おかげ様で着実に成果があがりつつあると感じております。学校関係者の皆様のご努力に心からの敬意を表したいと存じます。

 

当協会としましては、こうした「データマーケター育成」に向けた教育活動をさらに充実したものとしていくため、今年は、次の3つの課題に取り組んでいきたいと考えております。

 

その第1は、「データマーケター養成講座」の授業運営上の様々な問題・課題を具体的に把握し、Dreamと学校間、並びに学校同士の間の連携・協力を通じ、その解決を一つ一つ図っていく中で、「講座」内容のさらなる充実化を図っていくことです。また、企業向け講座の提供につきましても、ラーニングパートナーの皆様と連携しながら積極的に取組んでまいりたいと存じます。

 

第2は、専門学校における「データマーケター養成講座」の内容が、企業サイドで求めておられる実際の人材ニーズに合致したものとなるよう、より実践的な方向でレベルアップを図っていくことです。そのためにも、企業と学校間でのコミュニケーションの機会を増やし、両者間の協力・連携のチャンスをできるだけ多く作ってまいりたいと考えております。そうした試みの1つとして、関係企業の皆様のご協力を得て専門学校における授業の成果を審査・評価し、表彰する「アイデアコンテスト(仮称)」を今年度中にも実施できるよう準備を進めていく所存です。

 

第3は、「養成講座」の履修生の皆さんが、その“学び”を活かし、具体的な仕事・実践を通じて活躍・成長できるように、「データマーケター」の就職支援に力を入れていくことです。この3月には、ビーアライブ社主催、当協会後援による情報ビジネス系専門学校の学生向けの「オンライン合同企業説明会」を開催します。また、企業・受講生間で「データマーケター」人材のマッチングを行うDream Matchingシステムのトライアルを昨年10月から開始しております。専門学校・企業の皆様にとって、受講生の就職支援・良き人材の獲得ツールとしてご活用いただけるものと期待しております。

 

コロナ禍も、3年目に入ることとなり、デジタル化の一段の進展、ECビジネスの拡大やリモートワークの拡大に象徴されるライフスタイルの変化は、後戻りしない構造的な変化として定着してきています。こうした大きな経済・社会環境の変化の中で、企業、あるいは地域が激化する競争に打ち勝っていくために、マーケティング、とりわけビックデータマーケティングの役割は、一段と重要になってきております。「地域経済活性化に役立つデータマーケターの育成」を使命とする当協会と致しましては、こうした時代の要請・変化にしっかり対応し、専門学校を中心とする教育機関と企業の皆様を繋ぐプラットフォームとして、成長・発展できますよう、全力を尽くして参る所存です。

 

皆様の一層のご支援・ご協力をお願いして、新年のご挨拶とさせていただきます。本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。

         一般社団法人ビックデータマーケティング教育推進協会

             理事長  山下 泉