明けましておめでとうございます。
旧年中は、当協会の活動にご支援・ご協力を賜りまして、誠にありがとうございました。

当協会の「データマーケター育成」に向けての取組みの現況でございますが、全国の専門学校における「データマーケター養成講座」履修者が、2020年度から22年度までの3年間累計で1800名を越え、今23年度につきましても17校で500名以上の学生さんが受講をされておられます。昨年9月21日には、第3回となります「Dream成果発表会」をオンライン開催し、3校7チームの学生さんから、授業で取り組んでこられた「販売促進企画」等の成果を発表していただき、優れたプレゼンを行なった上位3チームを表彰いたしました(その模様は、当協会のホームページでご覧いただけます)。

私も、過去3回の「Dream成果発表会」に審査委員長として参加させていただいておりますが、学生さんたちの「データマーケター養成講座」を通じた学びの成果、そしてそのプレゼンテーション力の水準は、年々着実に向上してきていると感じております。私どもは、「養成講座」の実習に当たり企業様・事業者様の協力を得て、産学連携によるデータマーケティングの実践事例をできるだけ多く創出し、その経験を通じて実践的な企画力・行動力のある人材育成を図っていくことを優先課題として取り組んでまいりましたが、その成果がはっきりと現れつつあると受け止めております。

昨年1年間を振り返ってみますと、何と言っても印象に残りますのはチャットGTPを始めとする生成AIの急速な普及です。いまや世界は、ビッグデータとAIによって経済・社会のさまざまな分野で変革が急ピッチで進む、そうした「激動の時代」を迎えていることが実感されます。地域経済の活性化に貢献できる「データマーケターの育成」を使命とする当協会と致しましても、こうした時代の変化に的確に対応し、より実践的かつ実効性のある教育活動を展開していけるよう、取り組んでいく覚悟でございます。

今年の干支は、「辰」。辰年は、陽の気が動いて活力が旺盛となり、大きく成長して形の整う年であるとされています。テクノロジーの急速な進化に伴い経済・社会環境の大きな変化が進む中で、企業、あるいは各地域が激化する競争に打ち勝っていくために、ビックデータマーケティングの役割は、一段と重要なものになってきております。「データマーケターの育成」を使命とする当協会と致しましては、こうした時代の変化にしっかり対応し、専門学校を中心とする教育機関と企業の皆様を繋ぐプラットフォームとして、「辰年」の今年、更なる成長・発展ができますよう、全力を尽くして参る所存です。

皆様の一層のご支援・ご協力をお願い致しまして、新年のご挨拶とさせていただきます。本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。

         一般社団法人ビックデータマーケティング教育推進協会
理事長  山下 泉