2023年9月21日に「Dream成果発表会 2023年度前期」を開催しました。
本発表会はデータマーケター養成講座の授業成果と学生の実力を広く知っていただく機会とすることを目的として、2022年より開始。今回も各校が授業内で取り組んだ「販売促進企画」を学生の皆様に発表していただきました。審査はデータマーケティングに取り組んでいる企業およびDream理事が行い、優秀な提案内容だった上位3チームを表彰しました。

審査員紹介

【審査委員長】
Dream理事長 山下 泉

【審査員】
今村商事株式会社
代表取締役 今村 修一郎 様

株式会社True Data
執行役員 越尾 由紀 様

Dream 理事 伊藤 久美

出場チーム紹介

3校7チームにご参加いただきました。発表順にご紹介いたします!

 

専門学校岡山情報 ビジネス学院
チーム名:ぴーすふる
「 未来に羽ばたくちーず」

 

アルスコンピュータ専門学校
チーム名:情報ビジネスコース2年Aチーム
「『太陽の街』星川シンボルロードから全国へ」

 

麻生情報ビジネス専門学校
チーム名:Team Creation
「電気自動車の需要と普及について」

 

専門学校岡山情報ビジネス学院
チーム名:パワフルユニゾン
「この素晴らしきシチューに祝福を!」

 

アルスコンピュータ専門学校
チーム名:情報ビジネスコース2年Cチーム
「熊谷特産物『青パパイヤ』から熊谷を盛り上げよう!」

 

専門学校岡山情報ビジネス学院
チーム名:ふりかけ隊
「ふりかけ大作戦」

 

アルスコンピュータ専門学校
チーム名:情報ビジネスコース2年Bチーム
「『ラグビータウン』熊谷に、もっと県外から人を呼び込もう!」

結果発表

審査委員長の山下理事長より、上位3チームの発表をいたしました。

審査委員長は理事長 山下が担当

 

第3位 パワフルユニゾン (専門学校岡山情報ビジネス学院)

「Dreamでの発表は初めてだったので、このような賞をいただき、とてもうれしいです。ありがとうございました。」

 

第2位 ふりかけ隊(専門学校岡山情報ビジネス学院)

「まさか2位になるとは思っていなかったので、大変驚いています。ありがとうございました。」

 

第1位 情報ビジネスコース2年Cチーム(アルスコンピュータ専門学校)

「1位に選んでいただき、ありがとうございました。初めての発表だったので拙い点があったかもしれませんが、1位という評価いただけてとてもうれしいです。」

 

アルスコンピュータ専門学校では、今回の発表テーマに取り組むにあたってご協力いただいた青パパイヤ農家の大島様が当日授業を見学されていました。
大島様のコメントをご紹介いたします。

熊谷産「青パパイヤ」生産者 大島様

熱いぞ!熊谷産「青パパイヤ」生産者の大島です。
この度、アルスコンピュータ専門学校の学生にコンテストテーマとして「青パパイヤ」を取り上げて頂き感謝しています。
熊谷市役所を通してご連絡をいただき、取材からDream成果発表会のプレゼンテーションまで拝見させていただきました。私自身たいへん勉強になりました。馴染みが薄いと思われる農業分野において、事前質問や訪問取材時に課題の深掘りを実施して取組まれました。また、学校や教職員の配慮によりプレゼンテーションを拝見させて頂き、学生のデータ分析力や課題解決力の高さを感じました。
今回の取組みで、生産者へのフィードバックとして「青パパイヤ」のPOPを提供していただき、3店舗の直売所で効果を発揮しています。
今後は「地方創生政策☆アイデアコンテスト2023」での更なる成果を期待すると共に、スマート農業分野も視野入れた人材に育っていただければ幸いです。

 

協賛企業のご紹介

今村商事株式会社
株式会社ウチダ人材開発センタ
株式会社Globable
セキ株式会社
株式会社プラネット
株式会社True Data
株式会社ビーアライブ

 

協賛品副賞として、下記の賞品が受賞メンバーに授与されます。

 

全体講評

今村商事株式会社 代表取締役 今村 修一郎様

出場された皆様、発表お疲れ様でした。
私は2回目の審査となりますが、前回よりもさらにパワーアップした発表内容でした。また、審査ポイントについても各校が研究されていると感じました。
データもひとつのツールです。具体的にどんな課題を解決したいのか、地域経済の活性化や既存商品の新しい切り口を探し、機会を探ることにデータを上手く活用されており、大変良かったです。
全体を通して、学生の皆様独自の新しい視点や手法がありました。例えば「シチューを夏に売る手法」について、ChatGPTに聞いてみましたが、答えは返ってきませんでした。つまり、最新のAIをもってしても出てこないような発想があり、学生の皆様の自由な発想に大変驚きました。これからも自分達の課題に対して、上手くデータを活用し、周囲を説得し巻き込んで課題を解決していく力を養っていただきたいです。

 

株式会社True Data 執行役員 越尾 由紀様

皆様大変お疲れ様でした。
プレゼンテーションの導入部に動画の活用や、地域の説明が加わるなど、各チームが相手に興味を持たせるための工夫をしていたところがとても印象的でした。
前回に比べ、今回はさらにパワーアップしたプレゼンテーションでした。そろそろ「地域創生☆政策アイデアコンテスト」にもチャレンジできるのではないかと思うレベルなのではと感じています。
データを使ってプレゼンテーションを行う際は、データの出典元や分析元をきちんと記載していただくと、より良い発表になったと思います。またポインターを使い、発表時にはどの部分を説明しているかがわかると見ている側にさらにわかりやすくなります。是非今後、発表の際には意識していただきたいです。そして提案についても、何を、いつ、どんな場所、どうやって、という一度作成した仮説を見直し、ブラッシュアップするとさらに良いものになると思います。
どのチームの発表も審査員が喧々諤々になるくらい、レベルの高い内容で、素晴らしかったです。ありがとうございました。

 

Dream 理事 伊藤 久美

皆様お疲れ様でした。
私も今回の成果発表会はレベルが上がったと思います。それは各校の先生方が対策を取られ、指導された結果だと思います。本日はオブザーバーとしてたくさんの方にご参加いただきましたので、次回はさらにパワーアップするのではないかと思います。
プレゼンテーションについて、少しお話しさせてください。私は社会に出て10年くらいはプレゼンテーションとコミュニケーションは別物で、「プレゼンテーションは特別」だと思っていました。しかし、2社目に入社したIBMで「プレゼンテーションはコミュニケーションです」といわれ、大変驚きました。
つまり「この人達に何かを伝えたい」と考えたときに、どんな方法がベストか考えてみると、プレゼンテーションの仕方は変わってくると思います。例えば資料を見せながら「流れはこちらになります」とだけお伝えするシーンがありました。しかしその発表を見ている人のなかには、見えにくい人がいるかも知れません。「今から目的、背景、その解決策についてお話しいたします」と話した方が相手にもっと伝わるかもしれません。このような点を意識していただけたら嬉しいです。皆様どうぞ頑張ってください。

 

Dream 山下理事長

今回とても素晴らしい発表が続き、楽しく拝見いたしました。
専門学校岡山情報ビジネス学院のチームにはチーズなどの食品・小売りのテーマとし、アルスコンピュータ専門学校は熊谷を中心とした地域おこし、麻生情報ビジネス専門学校は電気自動車をテーマとして取り上げられていました。どのチームもとてもレベルの高い発表でした。ありがとうございました。
1位の青パパイヤをテーマにしたチームは地元の農家様と一緒に売上を上げ、いかに普及させていくかまで考えていたところは素晴らしかったです。そしてデータ分析、アンケート調査などを行い、課題を可視化されていました。今回解決に向けて体験されたことはぜひ今後に活かしていただきたいと思います。本日はありがとうございました。

 

ご協力いただきました専門学校の皆様、企業の皆様、ありがとうございました。
次回は2023年度後期にデータマーケター授業を実施した学校を対象に、2024年2月に開催を予定しています。
ご期待ください。