2023年2月2日に「Dream成果発表会 2022年度後期」を開催いたしました。
本発表会は2022年9月21日に第1回を開催し、参加校およびその他のDream会員校から大変好評でした。今回はその後期開催となります。
データマーケター養成講座の授業成果と学生の実力を広く知っていただく機会とすることを目的として、各校が授業内で取り組んだ「販売促進企画」を学生の皆様に発表していただきました。審査はデータマーケティングに取り組んでいる企業およびDream理事が行い、優秀な提案内容だった上位3チームを表彰いたしました。

審査員紹介

【審査委員長】
Dream理事長 山下 泉

【審査員】
今村商事株式会社
代表取締役 今村 修一郎 様

セキ株式会社
執行役員 板東 良数 様

株式会社True Data
執行役員 越尾 由紀 様

Dream 理事  伊藤 久美

出場チーム紹介

5校9チームにご参加いただきました。発表順にご紹介いたします!

 

専門学校岡山情報 ビジネス学院
チーム名:TACK
「プチッと鍋シリーズを売り出そう! 」

 

アルスコンピュータ専門学校
チーム名:ブラック企業
「ポケモンGoとコラボしたクリスマス特設売り場のご提案 (ベルク熊谷銀座店様へ)」

 

JTBトラベル&ホテルカレッジ
チーム名:JTBカレッジ2年4組
「浪漫孤島『南大東島』の地域活性化プロジェクト」

 

大原簿記公務員専門学校 愛媛校
チーム名:総合ビジネス科Aチーム
「米粉普及大作戦」

 

富山情報ビジネス専門学校
チーム名:Fashionista
「vintage books ~若者の客数・ 購買額を伸ばす施策~」

 

JTBトラベル&ホテルカレッジ
チーム名:JTBカレッジ1年4組
「伊豆・湯河原温泉 『御宿 瑞鷹(おやど ずいよう)』の売上向上プロジェクト」

 

大原簿記公務員専門学校 愛媛校
チーム名:総合ビジネス科Bチーム
「ロスを減らす冷凍野菜・フルーツ」

 

専門学校岡山情報ビジネス学院
チーム名:もりもの
「ハトムギ売上大作戦!」

 

アルスコンピュータ専門学校
チーム名:Team OTK
「『推し活』から仲間で過ごすクリスマス特設売り場のご提案(ベルク熊谷銀座店様へ)」

結果発表

審査委員長の山下理事長より、上位3チームの発表をいたしました。

Dream 山下理事長

 

第3位 ブラック企業(アルスコンピュータ専門学校)

「自分達が好きなポケモンをテーマに企画を作成しました。
好きなものの企画で3位に受賞できたことはとても嬉しいです。
本日はありがとうございました。」

 

第2位 TACK(専門学校岡山情報ビジネス学院)

「今回は最初のテーマ決めの段階からデータを分析し、戦略まで考えることがとても大変でした。
第2位を受賞できたことはとても嬉しいです。ありがとうございました。」

 

第1位 JTBカレッジ2年4組(JTBトラベル&ホテルカレッジ)

「今回の取り組みでは、マーケティングの知識を深めることができました。
自分に足りない点に気付きました。そして他校の発表を受けて新たな学びもありました。
ありがとうございました。」

 

協賛品副賞として、下記の賞品が受賞メンバーに授与されます。

 

協賛企業のご紹介

今村商事株式会社
株式会社ウチダ人材開発センタ
株式会社Globable
セキ株式会社
株式会社プラネット
株式会社True Data
株式会社ビーアライブ

全体講評

今村商事株式会社 代表取締役 今村 修一郎様

データを活用したビジネスを社会で実施しようとするとなかなか難しいのですが、今回学生の皆様の発表をみて、企業側はもっと真剣にデータの活用を考えていかなければならないと思いました。また、どのビジネスにおいても若年層が減っているため、企業は自社のビジネスエコノミーに取り込みたいと考えています。若い皆様が考えた視点に加えて、データで根拠を出していくと良いです。データ分析、マーケティングを実施する際には、店舗の方、サービス担当者、消費者やお客様などに行動してもらえるのかを意識すると、さらにパワフルな企画になると思います。データの活用が難しかった場合、自分達のアイデアを実現できるか、それが供給可能かを検証すると、さらにレベルが上がると思います。

 

セキ株式会社 執行役員 板東 良数様

参加する前は「学生さんの発表でしょ」と思っていましたが、冒頭からレベルの高いプレゼンテーションにとても驚きました。実際のデータを使用した分析をし、マーケティングのフレームワークも学びながら企画されていることに関心しました。当社も周知、認知などの業務支援をメインに実施してきましたが、データを分析しPDCAをいかにまわしていくかのマーケティング支援に業務内容が変化しています。今回の発表を受けて、私自身も背筋が伸びる思いがしました。順位が付きましたが、全チームとても素晴らしい発表でした。今回の経験を活かし、社会に出ても活躍できる人材になっていただきたいと思います。

 

株式会社True Data 執行役員 越尾 由紀様

私は今回が2回目の審査となりました。前回も素晴らしい発表内容でしたが、今回はさらに素晴らしい発表になっていました。こういった会を重ねることにより、各校の学生の発表がブラッシュアップされるのではないかと感じました。企業課題からはじまり、地域の課題、社会課題までデータを活用した切り口でいろいろなお話が聞けてとても楽しかったです。データを現状分析するだけではなく、プランニングを考える根拠としてのデータ活用や、定性的データと定量的データを組み合わせていろいろな観点で考えられていたところも素晴らしかったです。皆様がデータを使わない職業に就いたとしても、こういった課題を解決する思考を身に付けて活躍していただきたいと思います。

 

Dream 理事 伊藤 久美

今回の審査はとても僅差で大変でした。惜しくも受賞を逃されたチームの皆様も良いところがたくさんありました。ぜひ自信を持っていただきたいです。おそらくデータマーケティングを学ぶ以前は「大人はわかっていないな」と感じる場面もあったと思います。しかしデータマーケティングを学ぶと「本当にこの方法は合っているのか。それはどうしたら確かめることができるのか」と世の中に溢れているさまざまなデータに置き換えて考えることができます。企画を社会で実現させることはとても大変です。難しい壁がいくつもありますが、それを切り崩すのがデータの活用です。そして皆様の熱意が必要です。課題を自分ごとに考え、悩むことで成功に近づきます。ぜひ今回の経験を今後に活かしていただきたいと思います。

 

Dream 山下理事長

素晴らしい思いのこもった内容で、学生の皆様のプレゼンテーションがどんどん上達していると思います。食品ロスの話題まで出てくると思ってもみませんでした。審査員の皆様からも大変有益なコメントをいただき、これからの学習の場や、社会に出てから大変参考になるのではないでしょうか。若い皆様の視点は我々にないセンスであり、センスを活かすためにデータを用いてコミュニケートしていく経験は皆様の力になります。社会に入られても、会社、社会や地域を良くするために、今回の経験を活かしてほしいです。

 

ご協力いただきました専門学校の皆様、企業の皆様、ありがとうございました。
次回は2023年9月に開催を予定しています。ご期待ください。